日記#5

全裸になり、自宅のベランダで日光浴をする俺。

今日も日がよく出てて気持ちいいなぁと、仰向けで股間を全開にして寝ていたら、キン○マに違和感を覚える。

身体を起こしてキン○マに視線をやると、ベランダの柵の隙間から垂れてしまっていた。

俺は慌てて引き抜こうとしたが

1つ下の階に住んでいる永野芽郁ちゃんが「無くした小顔ローラーこんな所にあった!」と嬉しそうにしていたので、俺は自身のキン○マを切り離し、自立させた。

可愛い子には旅をさせよってこういう事なんだなぁ。

日記#4

先日、擦り寄り乳お化けこと伊織もえさんがTwitterで「味のしないカフェラテを飲んでます✨」と面白くもないただの悪口をツイートしていたので、「お前もゲームが上手い訳でもトークが上手い訳でもない、味のしないガムのような配信してんじゃねぇか」とリプライを送ろうとしたが、最近のインターネットはネットリテラシーを気にしないと色んな人に嫌なことをされるので、送るのやめた。

大人になれた気がした。

日記#3

久しぶりに太鼓の達人がしたくなり、ゲームセンターに来た俺。

200円を投入し、バチを取ろうとしたところ、太鼓の横に細長いバチを見つけた。

ふーん。最近のバチってこんなカッコいいんだ。と、バチを手に取る。

そして懐かしさを感じた、大塚愛の「さくらんぼ」の難しいを選択する。

すると前奏が始まったタイミングで、小学生の女の子が横の太鼓を叩き始めた。

目障りで腹がたったので、胸ぐらを掴んで威嚇しようと手を伸ばしたが、伸ばした腕を逆に捕まれてしまった。

「お兄さん。それ私のバチ。」

バチを奪われた。

恥ずかしくなった俺は半泣きで逃げてしまった。

その時、耳に入った「泣き泣きの一日や」って歌詞が今でも理解できない。

俺はまだ大塚愛を認めていないのだ。

日記#2

やまびこが帰ってくると噂の山に、登山しに来た。

山頂に着き、見晴らしのいい景色に向かって

「将来はYouTuberになって大金持ちになるぞー!」と、言うつもりだったが普段から声を出していないせいで

「しょ、しょらいはユーチューバーにぃ…!」

死にかけの堺正章のような声を出してしまい、恥ずかしくなったので両手をいっぱい振って下山してやった。

 

 

強欲のジャンケン 最終回

とはいっても、奴のム〇ンザハ〇ドに勝てる手段がない…。

くそ!どうしたらいいんだ!!

 

「迷った時こそ考えるな」

 

俺はこの時、記憶の奥底眠っていた親父の言葉を思い出していた。

 

・・・

 

親父「この世界にはな、ジャンケンが強い奴が沢山いる!」

 

りっか「父さんより強いの?」

 

親父「どうだかな〜!ワッハッハ!」

 

りっか「む〜!」

 

親父「りっか。お前は将来強くなる。だがな、自分より強いやつが目の前に現れることもあるだろう。」

 

りっか「なんでそんなこと分かるの?」

 

親父は俺の額にチョキを当てた。

 

親父「お前の父親だからだ。」

 

親父「もし、お前が手も足も出ない相手と当たった時は、何も考えずにジャンケンしろ。」

 

りっか「何も考えずにって…そんなの勝てるわけないよ!」

 

親父「ジャンケンがお前を正しい方に導いてくれる。いずれ分かるさ。」

 

・・・

 

俺「フゥゥ…。」

 

向井「出す手は決まったようだな。じゃあ行くぞ!」

 

向井「最初はグー…ジャンケン…」

 

 

向井「ム〇ン・ザ・ハ〇ドー!!」

 

何も考えずに、ジャンケン。

その言葉を信じて、俺はそのまま拳を出した。

 

俺「こ、これは…」

 

拳がどんどんと形を変化させていく。

 

俺「グーグルのグー…チョキ枝のチョキ…パリィのパー…お前ら!!」

 

向井「グチョッパか。ふっ…なんて強欲な技だ。」

 

 

「なんと!蛇犬りっかが伝説のグチョッパを出したー!!!!」

 

俺「ハァ…ハァ…」

 

グチョッパ…最強の技だが体力の消耗が激しすぎる…。

連続で打つのは厳しいか。

 

向井「まさかグチョッパを見られるとはのぉ…。じゃがお前を見る限り、今ので体力を使い果たしてしまったようじゃな。」

 

俺「くそっ…」

 

向井「じゃあ最後のジャンケンじゃ。最初はグー…ジャンケン…」

 

向井がこちらにどんどんと迫ってくる。

 

俺「ここまでか…」

 

諦めかけた瞬間、額に懐かしい感触を感じた。

 

「強くなったな。りっか

 

 

バタンッ

 

 

「おーっと!向井太刀が倒れたー!!」

 

俺「親父…だったのか…。」

 

グーグル「向井ちゃん、ここ最近病に侵されてるって噂本当だったのね…。」

 

俺「俺は最初から1人じゃなかったのか…。いつも影で見守ってくれてたんだな…親父。」

 

「ジャンケンフェスティバル、優勝は蛇犬りっかだぁぁぁあ!!!」

 

会場が拍手と歓声で揺れていた。

 

チョキ枝「まさか、向井が蛇犬の親父さんだとはな〜。」

 

パリィ「決勝の相手が父親だなんて…凄い複雑な気持ちね。」

 

熱気で溢れた会場に、優しさで包まれた声が響き渡った。

 

???「みんな、よく頑張ったね。」

 

「この声は…ピース様!!」

 

ピース様「蛇犬りっか。まずは優勝おめでとう。」

 

俺「…。」

 

ピース様「君の願いをひとつ叶えよう。」

 

俺「俺の願いは…」

 

 

 

 

100年後

 

 

 

「昔はジャンケンで技が出せたらしいぜー!」

 

「そんなの嘘に決まってるでしょ?」

 

「おいグー太!ジャンケンしよう!」

 

「あんたチョキしか出さないのによく挑んでくるわね!怖っ!」

 

「おいお前ら、早くしないと置いていくぞー!」

 

 

この物語は、ジャンケンが平和に解決する手段になるまでのお話であった。

 

                                                             おしまい

 

日記#1

最近体にだるさを覚えていた為、銭湯に向かった俺。

入浴料が800円のボッタクリ価格だったが、「ここまで来たし」と入場した。

高いわけあって、サウナやシャンプー等が無料だった。嬉しい。

満足して浴場から出たが、タオルを持ってきていなかったことに気づいた。

いい歳して自然乾燥はなぁ……と思い、

俺は自分の立ち位置から1歩も動かず、高速回転した。

俺の回転場所が邪魔だったのか「ちょっと兄ちゃん!そこ俺のロッカーだからどいて!」と言われ、腹が立った俺は

「お前は洗濯機にも同じ事言ってんのか!!」と思いっきり切れた。

ディベートってこういうことか。勝てて嬉しい。

強欲のジャンケン 5話目

 

ジャイオン「蛇犬だと…。ふっ、ふっはっはっは!!」

 

ジャイオン「所詮は犬!百獣の王の前では虫けら同然よ。」

 

ジャイオンは手の平を前に突き出す。

 

ジャイオン「さっきのラッキーパンチで図に乗るなよ。次は120%だ。」

 

俺「本気でこい。偽物と本物の違いを見せてやる。」

 

ジャイオン「最初はグー…ジャンケン…」

 

 

ジャイオン「ライオン・マー!」

 

俺「名剣…パトラッシュー!」

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地面に亀裂が入る

 

観客「おいおい砂埃で何も見えねぇぞ!モノ売るってレベルじゃねえぞこれ!」

 

俺  ✋ vs ✋  ジャイオン

 

ジャイオン「あいこだと…!?」

 

俺「犬が何故この弱肉強食の世界で生き残れるか知ってるか?」

 

ジャイオン「ふんっ。犬畜生に興味はない。」

 

俺「群れるからだ。」

 

犬の精霊たちがジャイオンの手に襲いかかる。

 

ジャイオン「痛ぇえ!!何すんだこいつら!」

 

俺「人間ってやつは痛みを感じた時、自然とグーを握ってしまう。お前の負けだジャイオン」

 

俺  ✋ vs ✊  ジャイオン

 

ジャイオン「ぐはぁぁぁぁあああ!」

 

「準決勝…勝者は…蛇犬りっかだぁぁあ!!」

 

俺「まだ終わってねぇぞ…お前が56した一族の恨みを味わえ!!」

 

ジャイオンに向かって犬の精霊を放つ。

そしてジャイオンにトドメを刺そうとした瞬間、何者かが現れて犬の精霊を消し飛ばした。

 

 

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俺「あんたは…噴水広場にいたジジイか!!邪魔をするな!」

 

向井「ジジイじゃねぇ。ワシの名前は向井 太刀じゃ。」

 

 

「おーっと!決勝戦の相手同士が早くも対面している〜?!」

 

 

俺「決勝の相手…?あんたジャン師だったのか。」

 

向井「復讐に呪われよって馬鹿者。ワシが目を覚ましてやるわい。」

 

「何が起きてるかよく分かりませんが、このまま決勝を始めます!レッツ〜ジャンケン!」

 

俺「まっ、この際あんたが何者かなんてどうでもいい。あんたを倒してジャイオンを56す。」

 

向井「ふっ…かかってきなさい。」

 

俺「最初はグー…ジャンケン…」

 

 

技を出そうとした瞬間、向井の背後から無数の手が現れた。

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向井「ム〇ンザハ〇ドォォォオ!!」

 

俺「め、名剣 パトラッシュ!くそ…犬が足りない…!ぐわぁぁぁあ!!」

 

俺  ✋ vs  ✌️  向井太刀

 

俺「くそ…くそぉぉおお!!」

 

向井「お前さんは復讐するためにジャンケンをしているのかい?」

 

俺「違う!…だが俺はこいつのせいでずっと1人きりだった。これは俺のケジメなんだよ!!」

 

向井「1人だと…?じゃあ後ろのそいつらは何なんだ!!」

 

俺は振り返ると、心配そうな顔で見つめる3人が立っていた。

 

俺「チョキ枝…パリィ…グーグル…」

 

生まれて初めて涙が頬を伝う。

 

俺「仲間がいるよ…!!」

 

チョキ枝「俺達を忘れんなよっ相棒!」

 

パリィとグーグルは頷く。

俺は濡れた目を手で擦った。

 

俺「あんたのおかげで目が覚めた。」

 

向井は少し微笑みを見せた。

 

俺「さあ、ジャンケンを再会しよう。」

 

                                                           つづく